記事詳細ページ

　
壁一面に収納を設置。
土間つづきで、扉1枚でつながるシューズクロークには、家族の靴やコートなどを
まとめて置けるので、いつでもスッキリした玄関でお客様を迎えられます。

天井高3.2ｍのLD
広い空間の中にサンルームやテレビ後ろの収納、書斎や書斎下の収納など
使い勝手の良い機能的な空間に。
テレビの下にはパネルヒーターを設置し、輻射熱を利用した暖房方法に。


大きな窓に面したベンチは、旦那様のこだわりのスペース。
座面の下に2箇所引出しを設置し、収納スペースもしっかり確保。
奥に見える茶の間は片引き戸を開けると一体的に利用可能です。


テレビ裏は収納棚とカウンターのスペースに。
棚には沢山の本やDVD等を収納でき、
カウンターはパソコンスペースとして使用できます。


書斎は床が1ｍ上がっており、LDKを全て見渡せ、
さらに書斎下部は内部収納と、外部収納になっております。
腰壁にはアクセントを付け、料理中の奥様とコミュニケーションを図れます。


キッチンはホームパーティが出来るように、
システムキッチンの他に回廊式の造作のシンクを設置。
壁面には収納スペースも充実しており、写真中央には埋込み式の収納があり、
普段使いのグラスやマグカップなど、取り出しやすい位置に設置しております。
2つあるドアは、左側がホールへ、右側が勝手口へとつながっております。

目透し天井の木目が美しい大壁和室。床柱には5寸角の桧を使用。
ホールから直接出入りできる片引き戸の上部には、
ホールへ明りを落とし込むためにアクリルを設置しました。

スペースを有効利用して腰高の本棚を設置。
圧迫感を感じさせることもなく、
階段の窓からの採光も取り込めます。

　
（左）通風や採光に考慮して窓を2箇所に設置。
掃出し窓はバルコニーへとつながり、
また、ベッド上部の窓は隣家からの視線をカットできるように工夫。

（右）ウォークインクローゼットはアクセントクロスで華やかな印象に。
既存のタンスがぴったり納まるようにしつつ、新たにハンガーパイプを設置。

　

3つある子供部屋は、それぞれクロスやカーテンを変え、個性が光る自分だけの空間へ。

リビングの一角に設けたサンルーム。
南側からの採光を充分に取り込み、高窓からの採光も利用。
勝手口ドアも設置しているので、天気の良い日は外干しも出来ます。
また、建具上部を開口することで、冬の暖気を利用して
洗濯物を乾かせます。

洗面台は車椅子にも対応できるものを設置。
浴室も1.25坪と広めなので、入浴介護も行えます。
また、写真には写っていませんが、パネルヒーターを設置し、
ヒートショックのない空間に。

　
1階には男性用の小便器も設置。
コンパクトながらも手洗い器やカウンター下に収納を設けて機能的に。
2階はクロスと照明が印象的な空間になりました。


■いきさつ
内覧会にご来場

■設計のポイント
3世代同居型スタイル。1階の寝室はコルク床を使用し、
滑りにくく弾力性があるので万が一転んでも安全性を確保できます。

家族みんなが集まるLDは高窓を多用し明るい空間へ。
屋根遮熱を採用し、夏は涼しく、冬は暖かく快適に過ごせるように工夫。

キッチンや書斎、介護しやすい水廻りなど、施主様のこだわりが詰まった
間取りがポイントです。



設計者　　　菊池　幸生